カーシェアリング

カーシェアリングとは?

車は移動の利便性やドライブの楽しさを提供してくれます。環境問題やエネルギー資源の枯渇問題などで車を取り巻く環境は、年々厳しくなっていますが、これまで車によって得られたメリットをすぐに手放すことは困難だといえるでしょう。

 

身の回りを見てみると、公共機関の発達している都市部の住宅地でも、一戸建て住宅の駐車スペースには大抵車ががあります。1家に1台の自動車は、日本においては一般的な光景です。しかし、利用率を見てみると、ほぼ休日しか動かさない車がほとんではないでしょうか。中には、バッテリー上がりを防ぐために仕方なく休日に車を動かしているという人もいます。

 

一度車を売却して手放してしまえば、日常生活に不便をもたらすことも想像できるし、万が一に備えて中々手放せない人も多いのではないでしょうか。

 

休日の買物の際に車があれば便利ですし、年に数回開催する家族旅行や、夏休みや正月に実家に帰省する際にも車があれば便利です。地方の場合、東京都内とは異り、交通機関が発達していない地域も多いので、帰省してからの移動手段には車は欠かせないものになります。

 

しかし、そのためだけに車を所有する必要があるかどうかに関しては、いささか疑問が残ります。所有することに喜びを感じるコレクター思考の人ならともかく、多くの人にとって車の所有自体が目的ではないと思われます。必要な時に利用できればそれでいいのではないでしょうか。

 

そこで車の持つ移動の利便性やドライブの楽しさといったメリットは従来通り享受しながらも、可能な限り合理的な方法で車を利用しようとするサービスが「カーシェアリング」です。日本では、最近になってようやく首都圏を中心に定着してきたサービスですが、ヨーロッパ等ではすでに30年近い歴史があります。

 

カーシェアリングとは、1台の車を複数の人が共同で利用するシステムであり、大きく分けて2つのパターンがあります。

 

1つ目は相乗り式です。同じ車に同乗するシステムになります。海外では都市部への車の乗り入れを制限している地域がありますし、日本国内の観光地でも環境に配慮をして同様の措置が取られているエリアがあります。

 

このような場所ではこの相乗り方式のカーシェアリングが行われており、馴染みのある言葉で言い換えるならば、ヒッチハイクも相乗り式のカーシェアリングといえるでしょう。

 

2つ目は、1台の車を複数の人で共有するシステムです。会員制になっており、他の会員が車を利用していない時間帯に別の会員が利用するシステムになっています。

 

現在、それがさらに発達して、企業が管理する複数の車を複数の会員が利用するという、「会員制カーシェアリング」が一般的になっています。