若者 車離れ

若者の車離れの現状

最近、日本における若者の車離れが問題となっています。日本自動車協会が2年に1回実施している「乗用車市場動向調査」の、乗用車の運転者の年齢別構成比の推移を見ていくと、10代・20代は1993年には主運転者全体の2割を占めていましたが、2003年には半分まで落ち込み、さらに2007年にはとうとう1割を大きく割り込み、93年の約3分の1まで低下していることが分かります。

 

この原因は、若者の数そのものが減っていることもありますが、93年から07年までの間に若者の数が3分の1に減ったわけではありません。車を所有している人の割合が、急降下しているのです。また、普通自動車の運転免許を取得する若者の割合も、緩やかではありますが低下しています。

 

自工会の調査によれば、18〜24歳で自分専用の車を所有している人は、男性では01年の75%から07年の68%へ、女性は67%から62%に低下しています。免許保有率は大きく変動していないものの、身分証代わりにとりあえず免許を取得しているという若者が増えているのが分かります。

 

また通勤や日々の移動の足として、比較的車の必要性が低い東京都内の若者の動向を見ると、車離れの動きは一段と深刻です。

 

日経産業地域研究所が2000年に東京都内で実施した、若者調査によると、20代の男女のうち「自分専用の乗用車を持っている」回答した人は24%でした。それが07年になると13%と約半分まで低下しているのです。

 

さらに、「車を持っていないが、今後ぜひ欲しい」と回答した人の割合は、2000年では48%と約半分だったのに対して、07年には25%まで半減しています。lこのデータから、多くの若者にとって、車は欲しいけど買えないというものではないことが分かります。

 

しかも、この調査は、100年に1度の大不況と呼ばれた08年のリーマンショック以前の景気が拡大局面にあった2007年のデータになりますのでより深刻だと言えるでしょう。

 

また、地方に行くと、車は足代わりで通勤や買物には不可欠という場所もありますが、そうした地方においても若者の車離れは進んでいます。

 

日経産業地域研究所09年に実施した「消費者動向調査」によれば、全国の20代男女で自分用の車を持っている人の割合は41%で、首都圏の20代に比べれば高いですが、全国の60代以上の55%に比べるとかなり低いのが分かります。

 

「車を持っていないし、欲しいとも思わない」20代は36%で、2000年調査時の若者よりその割合は高くなっています。日本の多くの若者にとって、車はステータスという概念が薄くなっていることがこのデータから分かります。

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若者の車離れの理由
若者がなぜ車を所有しないかについて、考えてきたいと思います。調査の中で、自分専用の車を所有しない20代にその理由を聞いてみると、回答が最も多かったのが「駐車場代やガソリン代がかかるから」という理由です。
車を手放す1番の原因
民主党から自由党に政権が交替、金融緩和、財政出動、成長戦略などの積極的な経済政策が取られています。そこに景気回復への大きな期待が寄せられ、雇用情勢の好転も渇望されています。