カーシェアリング 歴史

カーシェアリングの歴史

最初に、カーシェアリングが始まったのは1940年代のスイスだと言われています。

 

1948年、チューリヒに「SEFAGE」(セルフドライブ連合)」が設立されたのが発端となった訳ですが、その目的は、現在のカーシェアリングと比較すると大きく異ります。

 

当時、車は非常に高価なものであったため、一般市民が個人で車を所有することは難しく、その解決策として複数の人々が1台の車を所有するという仕組みが自然と生まれてきたのです。

 

この仕組みのおかげで一般市民も、共同所有とはいえ、夢のマイカーに手が届くようになりました。

 

その後、第二次世界大戦が終結し、高度経済成長期に突入すると、一般市民の間でも個人で車を所有する人が現れ始めました。個人でマイカーを購入できれば、あえてシェアをする必要がなく、生まれたばかりのカーシェアリングのニーズは徐々に薄れていったのです。

 

その後、10数年の時を経て、カーシェアリングの組織も組合から営利団体に変化し、市民の発想も所有から利用へ変化、車のムダな利用を減らすことによって環境への負荷を減らそうという動きが出てきました。

 

そして、現在と同様のカーシェアリングがスイスで新たに発展していったのです。スイスは総面積4万1000平方キロメートル程、ドイツ・フランス・イタリア・オーストリアなどに囲まれた小さな国です。

 

国土は狭いながらも、アルプスや氷河といった自然が豊かな国であり、日本のように公共交通機関も整備されています。また、財政的にも豊かで、一人あたりのGDPが89.960ドルで、世界でもトップクラスです。

 

2008年のデータでは、車両台数2000台、会員数8万1500人にまで到達したスイスのカーシェアリング市場ですが、大手はATGとシェア・コムの2つのカーシェアリング団体になります。